ダイヤモンドの婚約指輪を購入するには
人生で最も記憶に残る瞬間でなければなりません。 ポケットから婚約指輪を取り出し、愛する女性に結婚を申し込むあなた。 「はい」という答えをもらうだけでなく、プレゼントした指輪も気に入ってほしいとは思いませんか?
ここでご紹介するヒントの通りにすれば、絶対にパーフェクトな婚約指輪を見つけることができます。
予算を決めましょう
婚約指輪には目がくらむほど多くの選択肢があり、つい惑わされてしまうことがあります。 お店に行く前に、予算を決めておきましょう。 ある程度具体的な数字を念頭に入れておけば、宝飾店で予算内の適切な婚約指輪を見つけてもらうのに役立ちます。
宿題をして行きましょう
宝石・宝飾品店に足を踏み入れる前に、ダイヤモンドについて勉強できることはたくさんあります。 まずは4Cから始めましょう。カラー、クラリティ(透明度)、カット、そしてカラット重量です。それぞれの要素がダイヤモンドの価格や全体的な外観に与える影響を理解しておきましょう。 自分にとって何が一番重要か、そして予算に合わせてどこで妥協するかもしれないか考えましょう。
4Cインフォグラフィック
彼女の好みを知りましょう
未来の奥様が普段どんなジュエリーを身に着けているか注意してください。 クラシック、それともモダン? よく身に付けるのはホワイトメタル、それともイエローゴールド? 繊細、それとも大ぶりなデザインが好み? シンプル、それとも華麗な装飾が好み? これらの条件や好みを念頭に入れてお店に向かいましょう。 彼女がふだん好むスタイルに似たものを選べば、間違うことはないでしょう。
彼女の指輪のサイズを確認しましょう
彼女がふだん付けている指輪があればそれを借り、 内側の円周を紙にトレースするか、石鹸に押し当てて型を取りましょう。 または、その指輪を自分の指にはめてみて、止まる所に線を引くという方法もあります。 宝石商では、これらの寸法を用いて彼女のおおよその指輪サイズを見立ててくれるはずです。
指輪を付けない女性の場合には、次の方法で見当をつけます。米国の女性の平均指輪サイズは6号(日本サイズで11号、米国女性の平均身長162cm、平均体重63.5kgに基づく)ですが、細身の体型や骨細の人なら4 1/2から5 1/2ぐらい(日本サイズで8号から10号)でしょう。 大柄な体格の女性、あるいはもっと背が高い場合には、リングサイズは6と1/2から7と1/2(日本サイズの13号から14号)の範囲であると考えられます。 後でサイズ直しをする場合、小さくすることは大きくすることよりもずっと簡単なため、少し大きめの指輪にした方が無難です。
彼女のお気に入りのシェイプとカッティングのスタイルを知っておきましょう
彼女から、好みのダイヤモンドの形を聞いておらず(または彼女が他の誰かの婚約指輪を褒めるのを聞いたことがなく)、判断に困る場合には、次の点を考慮してみてください。
彼女は、あなたとの結婚生活において、毎日この指輪を身に着けることになります。 ですから、ジーンズから正装まで、すべてのワードローブに合わせられるものを選びましょう。 彼女の好みのダイヤモンドの形が不明であれば、ラウンドやスクエアシェイプなどのクラシックなものを選ぶことが賢明です。 定番は、いつの時代にも多くの人に愛されて来たからこそ、定番となったのです。
特定の形は、他の形の多数の石を用いたリングの形とよく合います。 ラウンドやオーバル、マーキスシェイプは隣り合わせになった際に美しく見えます。 ペアーやハートシェイプはもう少し難しくなるでしょう。
形の好みは、他の趣味にも関係しているかも知れません。 たとえば彼女がすっきりとしたモダンなラインの家具を好む場合、レクタングラーやスクエアなどのシェイプを同じく好む可能性が高いでしょう。 伝統的な家具を好む場合は、ラウンドシェイプでほとんど間違いありません。 好みが多岐に渡る、あるいはもっと奔放なものを好む女性ですか? そんな場合はトライアングラーやマーキスなど、もっと珍しいシェイプが好まれるかも知れません。
ダイヤモンドのカッティングスタイルは、シェイプではなくファセットの配置を指します。 たとえば、ラウンドシェイプのダイヤモンドは、57個あるいは58個のファセットが配置されたブリリアントスタイルにカットされます。このスタイルはダイヤモンドのきらめきを最大限まで引き出し、インクルージョンの外観を最小限まで抑えます。 ファセットが少ないほど、インクルージョンが多く目に見えるため、たとえばステップカット(別名エメラルドカット)などのカッティングスタイルを行うには、 よりクラリティの高いダイヤモンドが必要となります。
セッティングを決めましょう
彼女のライフスタイルを配慮し、どんなセッティングデザインが合うかを考えましょう。 彼女がよりアクティブ、あるいはアウトドア派なら、ぶつけたり何かに引っかかったりしにくくなるように、背が低く装飾性の少ない、より頑丈なものを選びます。 彼女がグラマー系の女性ならば、石の背が高い、より複雑なディテールまたはユニークなモチーフを備えた、存在感のあるセッティングを探します。
彼女に贈るリングのデザインの選択肢は無数にありますが、いくつかの基本的なセッティングタイプを目にするでしょう。
ソリティア
ダイヤモンドを1つだけあしらった、婚約指輪としていまだに最も人気のあるスタイルです。 プロングをセットした際、ヘッド部分がダイヤモンドを固定し、ダイヤモンドが最大限の光を得られるようになります。 6つのプロングを用いたプロングセッティングは、4つのものよりも頑丈です。 ベゼルセッティング(覆輪留め)はさらに頑丈でダイヤモンドのガードルも保護しますが、プロングセッティングよりもダイヤモンドに当たる光が少なくなります。
サイドストーン
きらめきや色味を高めるために、センターストーンの両側に添えられる小さなダイヤモンドまたはその他の宝石。 人気のサイドストーンセッティングには、石を揃えて保護する「プロングチャネル」や、サイドストーンに光が多めに入る「バーチャネル」などがあります。
スリーストーン
一般的に、センターダイヤモンドは2つのサイドストーンよりも大きく、3つのダイヤモンドは同じ形です。
ハローセッティング
センターストーンはパヴェ・セッティングの小さな宝石(だいたいの場合はダイヤモンド)に囲まれており、この小さな石がさらなるきらめきを作り出し、大きなセンターストーンを引き立てます。
金属の種類を決めましょう
ダイヤモンドの婚約指輪は永遠のものとされているため、ほとんどは、ゴールドやプラチナなど、何十年間も毎日つけても耐えうる頑丈な金属を用いられます。 金属の色は個人の好みで、ゴールドの方がホワイト、イエロー、ローズといった色のバリエーションが広がります。 ダイヤモンドの色は周囲のものに影響されるため、金属の色も考慮する必要があります。 ダイヤモンドを選んだら、異なる色の金属のリングにあしらった際にどう見えるか、宝石商に聞いてみましょう。
宝石商を見つけましょう
全て1人でやる必要はありません。 腕の良い宝石商がいれば、婚約指輪の購入にストレスを感じずに済むでしょう。 ダイヤモンド品質の4Cについて教えてくれたり、あなたの質問に丁寧に答えてくれたり、あなたの予算や彼女の好みに合った商品を絞り込んでくれたりするはずです。 専門的な研修を受けた評判の良い宝石商を探しましょう。手始めに、友人や家族におすすめを聞く、ジュエリー協会で紹介してもらうなどしましょう。 店舗の返品ポリシーについても知っておく必要があります。 そしてダイヤモンドを購入する前に、必ずGIAが提供しているような独立したグレーディングレポートをもらい、そのダイヤモンドの品質が正当なものだと確認してください。 GIAの小売業者検索で、GIAでグレードされたダイヤモンドを販売する、GIAで訓練を受けたスタッフを抱える最寄りの宝石店を見つけることができます。
ダイヤモンドと4Cについて十分に学んで彼女の趣味を知り、協力してくれる良い宝石商を見つければ、婚約指輪の購入はそれほど難しくはありません。 指にぴったりのリングをはめてあげた時の彼女の驚きと愛しい表情を想像して、ショッピングを楽しんでくださいね!
もし、そもそもどうして婚約指輪を買わなくてはいけないのか不思議に思っている場合は、婚約指輪の長い歴史を記した年表をご覧ください。