GIAダイヤモンド オリジン レポート:科学に基づくダイヤモンドのトレーサビリティ
消費者は、持続可能な方法で倫理的に調達された製品に対して以前にも増して意識を高めています。GIAダイヤモンド オリジン レポートは、科学的評価を使用してダイヤモンドの地理的起源を確証します。ダイヤモンドの起源に関する情報は、天然ダイヤモンドとラボラトリー グロウン ダイヤモンドを区別し、産出地貢献となる良好な条件で採鉱されたダイヤモンドに関する強いメッセージを提供するのに役立ちます。また、ダイヤモンドの起源を証明することで、購入する前に消費者に安心していただき、起源に関するこの情報を利用してお客様の信頼と信用を築くことができます。
提出要件
GIAダイヤモンド オリジン レポートは、研磨前にGIA原石分析サービスが行われたダイヤモンドに対してのみ発行されます。このオリジン サービスは、GIAによって以前にグレーディングされたダイヤモンドでGIAの原石分析が行われていないものにはご利用いただけません。ダイヤモンド原石を提出するには、以下の書類が必要となります。
- ダイヤモンドが原産国から離れた場合、すべてのパーセルはキンバリー プロセス(KP)証明書と共に提出される必要があります(例えば、ボツワナで採鉱された原石が、一度も同国を離れることなくGIAのボツワナ ラボラトリーに提出された場合、KP証明書は必要はありません)。
- 請求書番号、ロット番号、重量、数量、原産国が記載されたパーセルの鉱山会社からの請求書
ダイヤモンド原石が、上記の必要書類(KP証明書と鉱山会社からの請求書)を添えて、密封されたパーセルで提出されている場合のみ、GIAダイヤモンド オリジン サービスを受けることができます。GIAの代表者が立ち会わずにパーセルが開梱された場合、異なる原産地からの石が混入するリスクが非常に高くなるため、GIAはダイヤモンド オリジン サービスのためにそのアイテムを受け付けることはできません。
ダイヤモンド原石の特性評価については、アントワープ、ヨハネスブルグ、ボツワナ、ムンバイ、スーラト、ニューヨーク、日本のGIAラボラトリーに提出することができます。研磨されたダイヤモンドがダイヤモンド オリジン サービスを受けるには、必ずGIA原石レポート番号を添えて、世界各地にあるどちらのGIAラボラトリーにも提出していただけます。
サービスの種類
ダイヤモンド オリジン レポートのサービスには以下が含まれます:
- 研磨されたダイヤモンドのプロット図付きの、GIAの完全で権威ある4Cグレーディング評価が記載された印刷レポート
- レポートに国名が明確に記載された、ダイヤモンドの地理的な起源の確認
- セキュリティを高め鑑別を容易にする、ダイヤモンドのガードルへのレポート番号の刻印
- 原石および研磨された状態のダイヤモンドのフルカラー デジタル画像や、ダイヤモンドの原産国に関する画像を豊富に用いたストーリーなどの、充実したレポート チェック機能
印刷されたGIAダイヤモンド オリジン レポートのサンプルを表示
レポート チェックでレポートを表示
ストーリーを語るその他のツール
小売業者は、顧客が購入するダイヤモンドに対して理解と感情的なつながりを深めるのに役立つサポート資料にアクセスできます。資料には、形成から発見および採鉱、研磨やグレーディングに至るまでのダイヤモンドの道のりをたどる色彩に富んだ書籍やアプリが含まれており、記載されている国にダイヤモンドが与える有益な影響について説明されています。また、アプリにはレポートのデータと原石および研磨されたダイヤモンドの画像が含まれています。
これらの追加資料は、retailer.GIA.eduの小売業者サポート プログラムを通じて入手できます。
ダイヤモンドの起源とGIAの科学的照合
宝石学の研究において世界を先導するGIAは、60年以上の科学的知識と技術を駆使して、研磨された石について原石と研磨された石の照合確認を提供することができます。GIAは、データと画像を収集して原石を分析しています。GIAが研磨されたダイヤモンドを受理した後、GIAは原石の分析中に識別された目印とデータを使用して、研磨されたダイヤモンドをその原石に科学的に照合し、ダイヤモンドの原産国を確認します。
ダイヤモンドのサプライ チェーンをつなぐ
GIAのダイヤモンド オリジン サービスは、ダイヤモンドのサプライ チェーンにより高い透明性を提供します。参加している採掘業者、製造業者、卸売業者、小売業者をつなぐことで、このサービスは、専門家がグレーディングを行い原産国が確認された天然ダイヤモンドが、最終消費者に届くことを保証します。